アスワンは、エジプト南部に位置するナイル川沿いの美しい街です。
ルクソールのような巨大遺跡が集中する都市とは異なり、アスワンは雄大なナイル川の景色やヌビア文化を楽しめる、ゆったりとした雰囲気が魅力です。
定番観光として人気なのは、アスワンハイダム・切りかけのオベリスク・フィラエ神殿・ファルーカ体験の4か所です。また、時間に余裕があれば、カラフルな街並みが魅力のヌビアン村を訪れるのもおすすめです。
このページでは、アスワン主要観光地の特徴や見どころ、初めての人におすすめの定番スポット、観光日数の目安などをまとめています。
アスワン観光まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 必要日数 | 1日 |
| 定番観光地 | フィラエ神殿・アスワンハイダム・切りかけのオベリスク |
| おすすめ体験 | ファルーカ |
| おすすめ宿泊 | ナイル川東岸 |
| ベストシーズン | 10月~4月 |
| ヌビアン村 | オプションで人気 |
アスワンの観光地一覧
初めてのアスワンならこの4か所が定番
| 観光地 | 特徴 | 見どころ |
|---|---|---|
| アスワンハイダム | ナイル川をせき止める巨大ダム | 世界有数の巨大ダム |
| 切りかけのオベリスク | 古代の採石場 | 未完成の巨大オベリスク |
| フィラエ神殿 | イシス女神を祀る神殿 | 美しい島の神殿 |
| ファルーカ | ナイル川の伝統的な帆船 | ナイル川遊覧 |
アスワンその他・近郊の観光地
| 観光地 | 特徴 | 優先度 |
|---|---|---|
| ヌビアン村 | カラフルな街並みやヌビア文化を体験できる人気スポット | ★★★★☆ |
| コムオンボ神殿・エドフ神殿 | アスワンとルクソールの移動中に立ち寄る人気の神殿 | ★★★★☆ |
| アブシンベル神殿 | ラムセス2世が建設したエジプトを代表する巨大岩窟神殿 | ★★★★★ |
| オールドスーク | スパイスや雑貨、お土産探しを楽しめる伝統市場 | ★★★☆☆ |
| アスワン夜景 | ナイル川沿いの幻想的な景色を楽しめる | ★★★☆☆ |
※コムオンボ神殿・エドフ神殿は、ナイル川クルーズやルクソールへの移動とあわせて観光するのが一般的です。
※アブシンベル神殿は、アスワンから早朝出発の日帰りツアーで訪れることができます。
アスワンの観光マップ
アスワンの主要観光地の位置を地図でまとめました。
アスワンハイダム、切りかけのオベリスク、フィラエ神殿は比較的近い場所にあり、1日で効率よく観光できます。
アスワン主要観光地

アスワンハイダム
アスワンハイダムとは?
アスワンハイダムは、1960年代に建設された巨大ダムで、ナイル川の氾濫を制御するために造られました。
全長約3.8km、高さ約111mを誇る巨大な建造物で、完成によってエジプトの農業や発電は大きく発展しました。
ダムの上からは広大なナセル湖を一望でき、エジプトの近代化を象徴する建築物として知られています。
古代遺跡とは異なる視点からエジプトの歴史を学べるため、多くのアスワン観光ツアーで訪れる定番スポットになっています。

切りかけのオベリスク
切りかけのオベリスクとは?
切りかけのオベリスクは、古代エジプト時代の採石場に残された未完成の巨大オベリスクです。
完成していれば、高さ約42m、重さは1000トンを超える世界最大級のオベリスクになっていたと考えられています。
オベリスクに亀裂が入ったため建設途中で放棄されましたが、そのおかげで古代エジプト人がどのように石を切り出していたのかを知る貴重な資料となっています。
完成したオベリスクでは見ることのできない、建設途中の姿を見学できる珍しい遺跡です。

フィラエ神殿(イシス神殿)
フィラエ神殿とは?
フィラエ神殿は、愛と魔法の女神イシスを祀るために建てられた美しい神殿です。
もともとはフィラエ島に建てられていましたが、アスワンハイダム建設による水没の危機から守るため、現在はアギルキア島へ移設されました。
船で島へ渡って見学するため、ほかの神殿とは少し違った雰囲気を楽しめるのも魅力です。
美しい列柱や精巧なレリーフが残されており、エジプト国内でも特に景観の美しい神殿として人気があります。
夜には音と光のショーが開催されることもあり、昼間とは違った幻想的な姿を楽しめます。

ファルーカ(帆船)
ファルーカとは?
ファルーカとは、ナイル川で古くから利用されてきた伝統的な帆船です。
エンジンを使用しないため、風を利用しながらゆっくりと進みます。
アスワンでは、エレファンティネ島や植物園周辺を巡るファルーカ体験が人気です。
ナイル川の穏やかな流れを感じながら、砂漠の景色や島々を眺める時間は、遺跡観光とは違った魅力があります。
特に夕暮れ時は非常に美しく、サンセットクルーズはアスワン観光のハイライトのひとつです。
アスワンその他の観光地

ヌビアン村
ヌビアン村とは?
ヌビアン村は、アスワン周辺に暮らすヌビア人の文化に触れられる人気観光スポットです。
カラフルに彩られた家々が並び、独特の建築様式や伝統文化を体験できます。
お土産店やカフェも多く、遺跡観光とは違ったエジプトの魅力を感じられる場所として人気があります。
ファルーカやボートを利用して訪れることが多く、半日程度で観光できます。

オールドスーク
オールドスークとは?
オールドスークは、アスワンの中心部にある歴史ある市場で、地元の人々の暮らしやエジプトらしい雰囲気を楽しめる人気スポットです。
市場には、スパイスや香水、衣類、アクセサリー、雑貨、お土産などを扱う店が数多く並び、活気あふれるエジプトの市場文化を体験できます。
観光客向けのお店だけでなく、地元の人が利用する商店も多いため、遺跡観光とは違ったアスワンの日常を感じられるのも魅力です。
昼間でも観光できますが、最も活気があるのは夕方から夜にかけての時間帯です。フィラエ神殿やファルーカ観光のあとに立ち寄るのもおすすめです。

アスワンの夜景
アスワンの夜景とは?
アスワンの夜景は、「ここが夜景スポット」という決まった場所があるわけではありません。
ナイル川沿いを散策したり、ホテルやレストランから川を眺めたりしながら、水面に映る美しい光の景色を楽しむのがアスワンならではの楽しみ方です。
夜になると、ナイル川に停泊するクルーズ船やホテルの灯りが川面に反射し、幻想的な風景が広がります。
特に、ライトアップされたクルーズ船がゆっくりと行き交う景色は、遺跡観光とはひと味違うアスワンの魅力を感じられる瞬間です。
夕食後にナイル川沿いを散歩したり、ホテルのテラスやレストランでゆっくり過ごしたりしながら、自分だけのお気に入りの夜景を探してみるのもおすすめです。

コムオンボ神殿・エドフ神殿(アスワン近郊)
コムオンボ神殿とエドフ神殿は、アスワンからルクソールへ向かう途中にある人気の観光スポットです。
コムオンボ神殿は、ワニの神ソベクと天空の神ホルスを祀る珍しい二重構造の神殿として知られています。一方、エドフ神殿は、保存状態が非常に良いことで有名なホルス神殿です。
どちらもナイル川クルーズの寄港地として人気があり、ルクソールとアスワンを移動する際に立ち寄るのが一般的です。
特にエドフ神殿の巨大な塔門や精巧なレリーフは見応えがあり、古代エジプトの神殿建築をじっくり楽しみたい方に人気があります。

アブシンベル神殿(アスワン南・近隣)
アブシンベル神殿は、アスワンの南約280kmに位置する、エジプトを代表する世界遺産です。ラムセス2世によって建設された巨大な岩窟神殿で、エジプト観光のハイライトとして知られています。
神殿の入口に並ぶ高さ約20mの4体のラムセス2世像は圧巻で、多くの観光客を魅了しています。神殿内部には、戦いの様子や神々への信仰を描いたレリーフが数多く残されており、3000年以上前の壮大な建築技術を間近で見ることができます。
アスワンハイダムの建設によって水没の危機に直面しましたが、国際的な救済プロジェクトによって現在の場所へ移設されました。そのため、世界的な文化財保護の象徴としても知られています。
アスワンからは早朝に出発する日帰りツアーが一般的で、専用車を利用して観光します。移動時間は長くなりますが、一度は訪れたい人気観光地です。


アスワン観光モデルコース
初めてのアスワン観光・アスワン滞在1日の方におすすめ
- 朝ルクソールのホテルへお迎え
ご宿泊先ホテルへお迎
- 午前西岸観光
- アスワンハイダム
- 切りかけのオベリスク
- フィラエ神殿
- 昼頃昼食
レストランへご案内
- 午後ナイル川体験
- ファルーカ乗船
- (オプション)ヌビアン村
- 夕方ホテル到着
お疲れ様でした
※アスワン空港発着プランも手配可能です。
アスワン観光は何日必要?
- Qアスワン観光は1日で足りますか?
- A
主要観光地だけであれば、1日で十分に観光できます。
アスワンハイダム、切りかけのオベリスク、フィラエ神殿は比較的近い場所にあるため、効率よく巡ることができます。ファルーカ体験やヌビアン村なども時間的に可能です。
ただし、アブシンベルまで足を延ばすなら、アスワン観光で1日+アブシンベル観光で1日とするのがおすすめ。
時間がないならどこへ行くべき?
アスワン観光で時間が限られている場合は、次の3か所を優先するのがおすすめです。
- フィラエ神殿
- 切りかけのオベリスク
- アスワンハイダム
特にフィラエ神殿は、アスワンを代表する観光地です。
限られた時間でも、この3か所を訪れればアスワンの魅力を十分に感じられるでしょう。
アスワンはカイロから日帰り観光できる?
- Qアスワン観光はカイロ発着の日帰りもできますか?
- A
国内線を利用すれば日帰り観光も可能です。
ただし、フライトの時間によっては観光内容が限られる場合があります。
アブシンベル神殿やルクソールなどもあわせて観光するのがおすすめです。
アスワン観光は不要?
アスワン観光は、主要な観光地を効率よく回ることができるため、観光後の時間を自由に楽しめるのも魅力のひとつです。
また、ナイル川でファルーカに乗って風を感じたり、川沿いの景色を眺めながらゆっくり過ごしたりと、一日中遺跡を巡る観光とは違った、ゆったりとした時間を楽しむことができます。
一方で、「アブシンベル神殿やルクソールは観光したいけれど、アスワンはそれほど観光しなくてもいい」「遺跡観光を中心に、できるだけ効率よく旅行したい」という方もいらっしゃいます。
そのような場合は、アスワン観光を外して、アブシンベル神殿とルクソールを中心に2日間で観光するプランにすることも可能です。
アスワンをしっかり観光するのか、それともアブシンベル神殿やルクソールに時間を使うのかは、滞在日数や、どのような旅行にしたいかによって変わります。
「遺跡をたくさん見たい」「ゆっくりした時間も楽しみたい」など、ご希望に合わせて観光地や日程を組み合わせるのがおすすめです。
アスワン発着ツアー紹介
アスワン発 アスワン観光・アブシンベル観光・ルクソール観光の3日間の定番プランや、コモンボ・エドフ観光も含むプランも紹介しています。
- Q日本語ガイドですか?
- A
日本語ガイド、英語ガイドのどちらでも手配可能です。お見積り時にご希望をお知らせください。
アスワンで宿泊するならどこがいい?
アスワンで宿泊するなら、東岸のホテルがおすすめです。
ナイル川沿いなら、ナイル川を眺めながら過ごせるホテルも多く、アスワンらしい景色を満喫できます。
また、レストランや船着場へのアクセスも良く、観光の拠点としても便利です。
ナイル川の中州・島にあるMövenpick Aswan やPyramisa Island Hotel Aswan(5つ星)なら東岸行きのボート乗り場もあり便利です。
西岸やその他島のホテルは、外出時などに不便な場合や、ツアーの送迎対象外や追加料金になる場合が多いです。
弊社では、観光や移動のしやすさを考慮し、東岸のホテルをおすすめしています。
アスワンのオールドカタラクトホテル
アスワンで泊まるなら一度は候補にしたい、歴史あるホテル
オールドカタラクトホテルは、アスワンを代表する歴史ある高級ホテルです。ナイル川沿いの高台に建ち、目の前には雄大なナイル川とエレファンティネ島を望むことができます。
1899年に開業した歴史あるホテルで、アガサ・クリスティの小説『ナイルに死す』の舞台としても知られています。長い歴史の中で、世界各国の著名人や王族なども宿泊してきました。
ホテルの魅力は、なんといってもナイル川を眺めながら過ごせること。テラスやレストランから川を行き交うファルーカやクルーズ船を眺めたり、夕暮れから夜にかけて美しいナイル川の景色を楽しんだりできます。
アスワンでは遺跡観光だけでなく、ナイル川を眺めながらゆっくり過ごす時間も魅力のひとつ。オールドカタラクトホテルは、そんなアスワンらしい滞在を楽しみたい方におすすめのホテルです。
ホテルの雰囲気を楽しむために、宿泊だけでなくレストランやカフェで食事をしたり、ナイル川を眺めながら過ごしたりするのもおすすめです。
アスワン観光の注意点
① 夏は非常に暑い
アスワンはエジプト最南部に位置しており、夏には40℃を超える日も珍しくありません。
帽子、サングラス、日焼け止め、水は必須です。
② フィラエ神殿は船で移動する
フィラエ神殿は島にあるため、必ずボートを利用します。
船着場では足元に注意しましょう。
③ ファルーカは天候の影響を受ける
ファルーカは風を利用するため、天候によって中止になることがあります。
時間に余裕を持ったスケジュールがおすすめです。
④ 日差し対策を忘れない
アスワンの観光地は日陰が少ない場所が多くあります。
こまめな水分補給を心がけましょう。

